この記事では、数多くあるWordPressテーマから自分の目的や用途に合ったテーマを選ぶ方法について解説します。
当サイトではこの記事で紹介するWordPressテーマの選び方や比較ポイントを基準におすすめのWordPressテーマを選択したり、ランキング付けしたりしています。
ご自身で自分に合ったWordPressテーマを探す際も、ご紹介する基準をチェックするとWordPressテーマ選びで失敗を避けることができるでしょう。
目次
WordPressテーマの種類
WordPress公式テーマと非公式テーマ
無料テーマと有料テーマ
国産テーマと海外テーマ
WordPressテーマの選び方のチェックポイント
WordPressテーマの基本的な選び方は以下の通りです。
- 日本語でサイトを運営するなら国産テーマ一択
- サイトを作る目的や特徴、業種に合っているかどうか
- デザインだけではなく機能面で詳細な設定ができるかどうか
- 最低限のSEO対策がされているかどうか
- 無駄なコードがなく表示速度が早いかどうか
- モバイルフレンドリーでスマホなどモバイル端末に対応しているか
- ブロックエディタに対応しているかどうか
- 更新のサポートやフォーラムが整っているかどうか
日本語でサイトを運営するなら国産テーマ一択
WordPressテーマには日本語のために作られた日本語テーマと、英語のために作られた海外テーマがあります。
海外テーマには日本語テーマにはないおしゃれなデザインのものがたくさんあります。
しかし、海外のWordPressテーマはアルファベットのために最適化された設定のため、日本語のサイトで使用すると、行間やその他のスペースのバランスが悪いです。
そのため、日本語でサイトを作る場合は日本語テーマを選ぶことが望ましいです。
サイトを作る目的や特徴、業種に合っているかどうか
どんなサイトを作りたいか、何のためにサイトを作るかによっておすすめのWordPressテーマは異なります。そのため、まずは作りたいサイトに合ったテーマを選択することが大切です。
例えば、ブログやアフィリエイトサイトを作りたい場合にはブログ型のテーマを。企業のコーポレートサイトを作りたい場合にはサイト型のテーマを選びましょう。
また取り扱う商品やサービス、業種によっても適切なテーマは異なるため、サイトを制作する目的や業種に合ったテーマを探すことがおしゃれで機能的なサイトを作るポイントです。
デザインだけではなく機能面で詳細な設定ができるかどうか
WordPressテーマを選ぶ際にはカスタマイズしやすいかは重要なポイントです。
HTMLやCSSといったWeb制作の専門的な知識やスキルがある場合には問題ありませんが、専門的な知識やスキルがない場合には、ボタン1つでデザインやレイアウトが変更できるテーマが使いやすいでしょう。
また、デザインだけではなく検索エンジンに登録させなくする「noindexの設置」や「ランディングページの制作」「パンくずリスト」「SNSシェアボタンの設置」など機能面での詳細な設定ができるテーマを選択すると長期的なサイト運営で困ることがなくなります。
最低限のSEO対策がされているかどうか
SEOとは、検索エンジン最適化のことでGoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のキーワードで検索した際に、自分の上位に表示させるスキルや対策のことです。
このSEOがWordPressテーマの内部構造の面で対策されているかは、サイトを検索エンジン経由で集客することを考えている場合には重要なポイントです。
ただし、あえて“最低限”という表現を使用したのは、使用すればSEOに強くなるWordPressテーマはないからです。
そのため、あくまでもSEOの基本的な対策がされているかどうかが大切になってきます。
無駄なコードがなく表示速度が早いかどうか
サイトを作って運用していく上で、表示速度は大切な要素です。ページを訪れたのになかなかコンテンツが表示されないような重たいサイトだとユーザーは待ちきれずに離脱してしまいます。
表示速度が遅いことによる機会損失を避けるためにも、サイトの表示速度にはこだわる必要があります。
モバイルフレンドリーでスマホなどモバイル端末に対応しているか
モバイルフレンドリーとは、スマホやタブレットなどモバイル端末での閲覧に最適化しているサイトやページのことです。現在ではサイトに訪問したユーザーの70%以上がスマホやタブレットなどのモバイル端末からのアクセスです。
そのため、PCの大きな画面ではなくスマホやタブレットなどのモバイル端末に対応したデザインである必要が求められます。読者の使用している端末によって文字サイズやレイアウトなどが変更されるテーマを選びましょう。
ブロックエディタに対応しているかどうか
ブロックエディタとは、公開する記事に近い見た目で視覚的に編集できる編集画面のことです。テーマによってはまだ「クラシックエディタ」と呼ばれる旧エディタを採用しているテーマもあります。旧エディタの方が使いやすいという方もいますが、トラブルや不具合を防ぐという意味ではWordPressの最新版に合わせてブロックエディタに対応しているテーマを選びましょう。
しかし、2022年現在では主要なWordPressテーマがブロックエディタに対応しているため、あまりにも古く更新されていないテーマでない限りは心配する必要は要りません。
また旧エディタが使用したい場合には「クラシックエディタ」というプラグインをインストールすることで旧エディタを使用できます。
更新のサポートやフォーラムが整っているかどうか
WordPressは定期的にバージョンが更新され、新しい機能が追加されたり、変更されたりします。アップデートの際にWordPressテーマによっては不具合が出る場合があります。
WordPressのアップデートに合わせてテーマの更新がされるか、アフターサポートの開発体制が充実しているかどうかは、トラブルなくサイト運営をする上で大切なポイントです。
また、テーマによっては購入者が不明点やトラブルがあったときに自由に質問できる専用フォーラムがあるテーマもあります。
そのため、サポート体制の充実度はWordPressテーマを選ぶときにチェックしておきましょう。
WordPressテーマを選ぶときの注意点
WordPressテーマを選ぶときの注意点について解説します。以外と体験してみないと気付かない点かと思いますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
価格だけを基準に選ばない
WordPressテーマにかけられる予算はあるかと思います。しかし、WordPressテーマを予算で選ぶのは推奨できません。
有料のWordPressテーマの相場は15,000円ほどです。そして、WordPressテーマの価格は機能に比例して上がっていきます。
といってもWordPressテーマの市場は適正な価格帯を保っているため、価格と機能性が比例しています。
金銭面で悩んでとりあえずで有料テーマを購入するのであれば、まずは無料テーマから使用していき予算との折り合いがたったところで希望の有料テーマに変更するというのも良いと思います。
また、とりあえず無料テーマを使用する際の注意点ですが、テーマを途中で変える予定であればテーマ特有の装飾は利用しないようにしましょう。例えば、当サイトでおすすめしている無料テーマ「Cocoon」の場合だと、Cocoon固有の文字装飾や吹き出し機能などがあります。
しかし、これらの機能はあくまでもCocoonに付属している機能です。そのため、テーマ固有の文字装飾や機能を利用した状態で、有料テーマなど別のテーマに切り替えるとサイト上でエラーが起きてしまいます。
そのため、テーマを後から変更する予定が少しでもあるのであれば、文字装飾やテーマ固有の機能は使用しないことを推奨します。
複数サイトで使用する場合にはライセンスを確認する
WordPressの無料テーマは基本的に複数サイトに使用できます。しかし、WordPressの有料テーマには一回の購入で1サイトまでしか利用が許されていないテーマがあります。
そのため、一つのサイトだけではなく複数のサイトを運営する予定の方は、複数サイトで利用できる100%GPLのテーマを選ぶことが大切です。
実際には物理的な制限がかかっている訳ではないため、使用しようとすれば使えてします。しかし、不要なトラブルを防ぐためにもルールは守ってしようしましょう。
関連記事:複数サイトで使用できる100%GPLの有料WordPressテーマ8選
運営を予定しているサイトが使用禁止ジャンルではないかを確認しておく
WordPressテーマにはアダルトジャンルや出会い系サイト、ギャンブルなどに関連するサイトでの使用を禁止しているテーマがあります。
禁止されているテーマでも物理的にはサイトで使用することができますが、不要なトラブルを避けるためにもルールは守って使用しましょう。
もしも、アダルトジャンルやギャンブルなどのサイトを作る予定の場合は、購入を検討してるテーマの公式サイトのよくある質問や免疫事項などを確認しておきましょう。
汎用性が高いおすすめのWordPressテーマ
おすすめのWordPressテーマは下記のページをご確認ください。
関連記事:【2022年最新】WordPressテーマおすすめ比較ランキング【無料/有料】口コミ評判を徹底調査
種類や特徴を理解してサイトの目的に合ったテーマ選びを
WordPressテーマはサイトを制作・運営する目的に合わせた選び方が大切です。そのため、まずはサイトの目的や業種などを整理したうえで選ぶと失敗を防げます。