この記事ではWordPressのおすすめ無料テーマを紹介します。ブログ向けテーマと企業サイト向けテーマに分けて紹介しているので、ぜひサイト運営の目的にあわせてチェックしてみてください。
目次
WordPressの無料テーマ選びで迷ったらこれがおすすめ!
WordPressの有料テーマはたくさんあるので、どれにしようか迷ってしまいますよね。そこでまずは目的別に1つずつおすすめテーマをチョイスしました。無料テーマ選びで迷ったらぜひ参考にしてみてください。
初心者からプロまで人気No1!有料レベルの最強の無料テーマは「Cocoon」
【公式サイト】https://wp-cocoon.com/
ブログやアフィリエイトサイト向けのWordPressの無料テーマをお探しなら、Cocoonがおすすめです。有料テーマに匹敵する機能性とサポート体制は、なぜ無料なのか不思議なくらいです。
初めてWordPressでサイトを立ち上げる方から企業が運営するメディアまで幅広く利用されています。
カスタマイズの範囲が広いので、利用者が多いテーマではありますが、デザインやレイアウトは人と被りにくく、オリジナル性の高いサイトを作ることができます。
実際に私も初めて使用した無料テーマはCocoonでした。また、現在複数のサイトを運営していますが、3サイトでCocoonを使用しています。
ブログやアフィリエイトサイト向けの無料テーマで迷ったら、Cocoonを使用してみてください。他を寄せ付けない機能性に感動するはずです。
企業サイトなどホームページ向け無料テーマは「BusinessPress」
【公式サイト】https://businesspress.jp/
企業サイトやビジネス向けのサイトなどホームページ型のサイトを作るなら、BusinessPressがおすすめです。WordPressの公式テーマにも登録されており、安心して利用できるテーマです。
BusinessPressは日本語向けに作られたテーマのため、日本語が綺麗に映るようにデザインやレイアウトが設計されています。そのため、カスタマイズをしなくても、ある程度綺麗なサイトが作れる点が魅力です。
ブロックエディタにも対応しているため、デザインやレイアウトのカスタマイズの幅も広く、汎用性に優れたテーマです。
WordPressの無料テーマとは?
それでは、まずは簡単にWordPressの無料テーマについて解説いたします。
WordPressテーマを使用すると、WordPressで構築されたサイトの機能やデザインを簡単に変えることができます。WordPressテーマには無料で使えるものと、購入する必要があるものがあり、無料でダウンロード・利用できるものは無料テーマと呼ばれています。
そこで、まずはWordPressの無料テーマについての簡単な基礎知識を解説いたします。
WordPressの無料テーマと有料テーマは何が違う?
無料テーマと有料テーマには、主に機能面とサポート面に違いがあります。無料テーマは利用は無料ですが、機能やデザインは最低限でカスタマイズを前提としたものが多いです。また、サポート体制は低いものが多く、有料テーマに比べるとトラブルやWordPressのアップデートへの対応も遅いことが多いです。
しかし、無料テーマなので有料テーマよりも劣っているという訳でもないため、自分のサイト運営の目的に合わせて機能やデザインなどを比較して選ぶことが大切です。
WordPressテーマは無料と有料どっちがいいの?
では、WordPressテーマは無料と有料はどちらを選べば良いのでしょうか?
基本的には、上記の違いでも解説した機能の充実度とサポート体制の観点から有料テーマがおすすめです。有料テーマを利用することで、WordPressやPHPなどに関する高度な専門知識がなくてもサイトを簡単にカスタマイズできます。
ブログの場合は、有料テーマを利用することでサイトのデザインや設定を効率化して、記事を書くというメインタスクに集中できます。
また、企業サイトやビジネスのためのサイトの場合も、コストと工数を抑えてサイト制作を行うことができます。そのため、無料テーマと迷ったら、有料テーマの利用がおすすめです。
しかし、本記事で紹介するような優秀な無料テーマもあるため、ぜひ無料で探したいという方はチェックしてみてください。
WordPressの無料テーマの選び方
無料テーマを選ぶときには、サポート体制が整っているかという点がポイントです。有料テーマでは専用フォーラムや購入者向けのアフターサポート体制が整っていることがほとんどです。
しかし、無料テーマは自由にダウンロードできますが、サポート面が不十分なことが多く、長い間更新が止まっていて最新のWordPressのバージョンで不具合が起きたり、WordPressのアップデートへの対応が遅かったりする場合があります。
そのため、無料テーマを選ぶときは有料テーマ以上にサポート体制やテーマの更新状態などを確認することが大切です。
その他、一般的なWordPressテーマの選び方のポイントは以下をご確認ください。
- サイトのを運営する目的に合っているか
- ブロック機能は充実しているか
- カスタマイズしやすいか
- 初心者でも取り扱いやすいか
【ブログ向け】初めてのブログ運営にもおすすめの無料のWordPressテーマ
まずはブログやアフィリエイトサイト向けのおすすめの無料WordPressテーマを紹介します。
Cocoon(コクーン)
【公式サイト】https://wp-cocoon.com/
Cocoonは無料とは思えないような高機能、高性能な最強なWordPressテーマです。基本的なデザインや機能の設定から、SNSやSEOなど詳細な設定などが専門知識不要で専用の管理画面からボタン一つで設定できます。
正直これがなぜ無料なんだろうと不思議なくらいです。ブロックエディタにも対応しており、オリジナルのブロックで文字装飾やボックスの挿入も簡単にできます。ブログやホームページ型サイトまで幅広い用途に利用できる万能テーマです。
Simplicity(シンプリシティー)
【公式サイト】https://wp-simplicity.com/
SimplicityはCocoonと同じ開発者のわらひでさんが制作した、Cocoonのベースとなった無料テーマです。Cocoonほどではないものの、無料テーマと思えないような高機能なテーマで、専用のカスマイズ画面からボタン一つで設定を変更できます。
SEOの内部対策済みのため、ブログやアフィリエイトサイトの運営におすすめのテーマです。ただし、現在はCocoonの方に注力されており、更新などがイマイチなのでそこだけは注意です。今から新規で使用する場合はCocoonをおすすめします。
Emanon Free(エマノンフリー)
【公式サイト】https://wp-emanon.jp/emanon-free-theme/
Emanon Freeはブログやアフィリエイトサイト向けのWordPressテーマです。EmanonシリーズのEmanon Proという有料テーマの機能をコンパクトにまとめた無料テーマです。隠れた名作で、必要に応じて有料版にアップデートできるのでおすすめのテーマです。
Emanon Proの購入を検討している方は、まずEmanon Freeを使用してみると良いでしょう。もちろん、多少の機能制限はありますが、Emanon Freeを無料のまま使用することもできます。
LION BLOG(ライオンブログ)
【公式サイト】https://fit-jp.com/theme/theme_download/
LION BLOGは人気の有料テーマTHE THORと同じ開発会社のフィット株式会社が配布しているブログ向けの無料テーマです。
THE THOR同様にAMP対応、SEO最適化、レスポンシブ対応しているため、ブログやアフィリエイト初心者の方におすすめです。
同じシリーズでLION MEDIAもあります。LION MEDIAはランキングやピックアップ記事の設定機能などのウィジェットが使用できるため、アフィリエイトサイトやオウンドメディアに向いているテーマです。
Xeory Base(セオリーベース)
【公式サイト】https://xeory.jp/template/xeory-base/
Xeory Baseはコンテンツマーケティングで有名なバズ部が開発、配布しているブログやアフィリエイトサイト向けのテーマです。
既存の設定では最低限の機能やデザインしか調整できませんが、HTMLやCSSを用いたカスタマイズ次第で汎用性の高いテーマです。コンテンツマーケティングに必要なSNSシェアボタンやSEOの設定が付いています。
企業のオウンドメディアや大手のアフィリエイトサイトで採用されていることも多いですが、ベーステーマとして利用して、カスタマイズ前提という点だけ注意が必要です。
ブログやアフィリエイトサイト向けのおすすめWordPressテーマをもっと見る>>
【企業サイト向け】シンプルで使いやすいWordPressおすすめ無料テーマ
続いて企業サイトやビジネス向けのおすすめWordPressテーマをご紹介します。コーポレートサイトや店舗のホームページなど汎用性の高いテーマをお探しの方はぜひチェックしてみてください。
BusinessPress(ビジネスプレス)
【公式サイト】https://businesspress.jp/
BusinessPressはビジネスサイト向けの無料WordPressテーマです。個人的に3日で企業サイトを作ってほしいと言われたら、BusinessPressを使用します。デザインやレイアウトのバランスが完成しており、最小限のカスマイズでそのまま使える企業向け無料テーマです。
BusinessPressはWordPressの公式テーマとして登録されており、サポート体制も揃っています。日本語の表示に最適化されているため、CSSでデザインの調整をしなくても美しいデザインのサイトが制作できます。
Lightning(ライトニング)
【公式サイト】https://lightning.vektor-inc.co.jp/
【デモサイト】https://lightning.vektor-inc.co.jp/demo-site/
Lightningは企業サイト向けのWordPressテーマです。よくある企業サイト、コーポレートサイトが簡単に制作できます。コーポレートサイトが作れる定番テーマです。
数年前にアップデートされており、有料版やプラグインなど無料テーマから拡張できる機能やプランが充実しています。無料でも十分使用できますが、将来的な有料への拡張も選択しやすいテーマです。
yStandard(ワイスタンダード)
【公式サイト】https://wp-ystandard.com/
yStandardはカスタマイズを前提に制作された無料テーマです。カスタマイズ画面からボタン一つでデザインや機能の調整ができます。
カスタマイズを前提としたテーマのため、デフォルトでは無駄な余白(paddingやmargin)が設定されておらず、カスタマイズしやすいのも特徴です。
LIQUID(リキッド)
【公式サイト】https://lqd.jp/wp/liquid.html
LIQUIDは、ブログから企業サイトまで幅広くカスタマイズしやすい無料テーマです。日本語のWordPress公式テーマとして登録されており、安定して動作します。
レスポンシブ+PC表示切替可能で、Bootstrap4対応なので、より専門的なカスタマイズもしやすいです。WordPress 5.0 Gutenbergブロックエディターに対応しているため、投稿画面から直感的に操作ができます。
Xeory Extension(セオリーエクステンション)
【公式サイト】https://xeory.jp/template/xeory-extension/
Xeory ExtensionはXeory Baseと同じバズ部が配布している企業向けのテーマです。企業サイト、コーポレートサイトなどの制作に向いています。
Xeory ExtensionもXeory Base同様にカスタマイズ前提のテーマのため、ノーコード、ローコードでカスタマイズできる範囲は限られますが、ベーステーマとしてはクセがなくカスタマイズしやすいです。WordPressでサイトを作るときのベースのテーマとして使用するのが良いと思います。
Sydney(シドニー)
【公式サイト】https://athemes.com/theme/sydney/
Sydneyは企業サイト向けの海外テーマです。有料のプロ版もありますが、無料版でも十分利用できます。基本的に日本語でサイトを作るときには、海外テーマの利用は推奨しません。しかし、Sydneyはベーシックかつカスタマイズのしやすさを兼ね備えており、カスタマイズ前提のベーステーマとしてはとても優秀です。
利用者も多いため、日本語での情報を探しやすく、企業サイト向けの無料テーマの候補としてチェックしてみることをおすすめします。
OnePress(ワンプレス)
【公式サイト】https://www.famethemes.com/themes/onepress/
【デモサイト】https://demos.famethemes.com/onepress/
Sydneyに続いてOnePressも海外の無料テーマです。同じくプロ版がありますが、無料版も優秀なので紹介します。OnePressは内部構造がシンプルでクセがないため、カスタマイズしやすいテーマです。
デフォルトだとシンプルでミニマムなデザインのサイトができます。カスタマイズ次第で様々な用途に利用できるため、カスタマイズ前提のベーステーマをお探しの方におすすめです。
企業サイト向けのおすすめWordPressテーマをもっと見る>>
特徴からおすすめのWordPress無料テーマを探す
以下に、その他の目的、業種、デザインの特徴など詳細な条件から、おすすめのWordPressテーマをお探しいただけます。サイトの目的や使用用途が決まっている場合はぜひチェックしてみてください。
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業種から探す
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デザインから探す
WordPressの無料テーマの使い方(インストール方法)
ステップ1.WordPressテーマを購入する
WordPressの無料テーマは各サイトからZIPファイルでダウンロードできるので、解凍せずにそのままにしておきます。WordPressテーマのインストールはZIPファイルのまま行います。
ステップ2.WordPressサイトのダッシュボードから「外観」→「テーマ」を選択
次にご自身のサイトのダッシュボードのサイドバーから「外観」の「テーマ」を選択し、テーマページに移動します。
ステップ3.左上の「新規追加」をクリックして、「テーマを追加」へ移動
テーマページの左上にある「新規追加」をクリックして、テーマを追加へ移動します。テーマ追加ページから新しいテーマをダウンロードしたり、テーマファイルをアップロードすることができます。
ステップ4.「テーマのアップロード」からテーマファイルをインストールする
テーマ追加ページの画面左上にある「テーマのアップロード」をクリックし、アップロード画面を開きます。
開いたタブにあるファイル選択画面から、購入した有料テーマのZIPファイルを選択(アップロード)して、「今すぐインストール」をクリックします。
無料のWordPressテーマは「親テーマ」だけの場合が多いですが、カスタマイズ用の「子テーマ」に分かれている場合があります。子テーマがある場合は、どちらもインストールしましょう。親テーマがないと子テーマが認識されないため、親テーマからアップロードするのがおすすめです。
ステップ5.テーマ一覧からインストールした「子テーマ」を「有効化」する
テーマのインストールが終わったら、テーマ一覧に戻り、インストールした子テーマをクリックしてタブの下側にある「有効化」 をクリックしましょう。
これで購入したWordPressテーマがサイトに適用されました。あとは、テーマごとのマニュアルに沿って設定を進めることで、テーマのデザインや詳細な設定ができます。
WordPressの無料テーマに関するよくある質問
WordPressテーマは無料と有料どちらがいいですか?
無料テーマと有料テーマでは、機能性とサポート体制の観点から有料テーマの方が優れていると言えます。しかし、本記事でも紹介したCocoonは無料テーマですが、有料テーマに劣らない機能性やサポート体制の整ったテーマです。そのため、基本的には有料テーマの方が良いと思いますが、無料有料だけで決めずにサイト運営の目的にあったテーマを選ぶことが大切です。
WordPressのおすすめ有料テーマをチェックする >>
WordPressの無料テーマのデメリットはありますか?
無料テーマはサポート面が充実していない点がデメリットだと言えます。基本的に有料テーマは定期的に行われるWordPressのアップデートに合わせてテーマもアップデートされます。また、バグやトラブルがあれば専用のフォーラムから連絡でき、対応してもらえることがほとんどです。
しかし、無料テーマは利用は無料ですが、その後のサポートまでは対応しているものが少なく、WordPressの更新への対応も有料テーマほど迅速に行われないことが多いため、トラブルで正常にサイトが機能しなくなるというリスクも高いです。そのため、もしもの時のサポート体制が有料テーマよりも薄いという点は無料テーマのデメリットと言えます。
SEOに強いWordPressの無料テーマはありますか?
Cocoonは内部構造が設計されているため、SEOフレンドリーなテーマです。しかし、無料テーマ、有料テーマに限らず、使用するだけでSEOに強くなるテーマはありません。そのため、SEOで大切なのは記事などのコンテンツであり、WordPressテーマは補足程度だと考えましょう。
しかし、WordPressテーマの変更によってサイトのHTML構造が変化するため、軽視してはいけません。WordPressテーマとSEOの関係については以下の記事をご確認ください。
【関連記事】SEOに強い内部対策済みWordPressテーマ11選【無料/有料】
WordPressの無料テーマは使い回しできますか?
無料テーマは一度ダウンロードすれば、複数のサイトで使い回すことができます。有料テーマの中には1つの購入で使用できるのは1サイトのみというものもあります。
しかし、無料テーマは基本的に100%GPLのため、自由に使用できます。また、 WordPressの公式ディレクトリに登録されているテーマも自由に使用できます。WordPressテーマのライセンスについてはこちらの記事で紹介しています。